舌小帯短縮症の手術を受けた話
どーも。3歳と0歳の2児を育てるタニタです。
うちの3歳の息子は、生まれてすぐに「舌小帯短縮症」の手術をしました。
その時の話をまとめました。同じような状況の方の参考になればと思います。
舌小帯短縮症とは?
舌の裏側にある膜状の組織が舌の先から歯茎に伸びているために舌の動きが制限される先天性の異常。そのために乳児の時期に哺乳が上手にできなかったり、3~5歳になって発音がはっきりしないといった症状が出る事がある。
うちの息子も生まれた時に舌の裏の縦に繋がるヒダ?が舌の先までありました。泣いて口の中が見えると、舌がハートになっているのがわかりました。
その時は、舌小帯短縮症という言葉も知らなかったので、特に気にもしていませんでした。
いつわかったか
息子は生まれた時に、少し分娩が長引いたせいか、「一過性多呼吸」で一時的にNICUに入院になりました。その時に診てくれた小児科の先生が、哺乳力が弱いのが気になったようで、口腔外科の先生を呼んで相談したところ「舌小帯短縮症」なので、手術をしてもいいかもという話になったようです。(ざっくりとですが‥)
総合病院だったので、ちょうど口腔外科もある病院でした。
舌小帯短縮症の手術はするべき?
産後の入院中にNICUの小児科医から呼ばれて、「舌小帯短縮症」についてと、手術について説明を受けました。
その時は、強制的に手術を勧められるようなものではなく、「哺乳力が弱いのと、将来もしかしたら、少し舌足らずな喋り方になるかも」と言われ「必ずしも手術しなくてもいいけど、入院中であれば同じ病院内の口腔外科で出来るし、5分もかからない手術だから、どうします?」と言われました。手術するかしないか決めてと言われて一旦部屋に戻り考える事にしました。
病室に戻ってから、必死に舌小帯短縮症について検索しました(笑)なにせ初めて聞いた言葉だったので、手術するかしないかなんて決められなかったので‥
そして検索してわかった事は
・昔は助産師さんがチョキンと切ったりしていた
・最近はしなくて良い手術とされている
・3〜4歳で発音に問題が出てきた場合だけ手術するべきというお医者さんの意見もある
・ただし3〜4歳で手術する場合は全身麻酔になる。その時は日帰りではなく入院手術になる事も。(動いたり、暴れたりする可能性があるかららしいです。赤ちゃんの時なら局所麻酔で5分で済む。)
というような事でした。
最近の見解だと手術しなくて良いとするお医者さんが殆ど。だけど、将来滑舌が悪くなる可能性は否定できない‥そうなると、手術は全身麻酔‥生まれてすぐの場合は簡単な局所麻酔で済むけど‥
産後の疲れた体と頭で判断するのは大変困難でした。ただ調べても調べても、産まれてすぐ手術した場合のデメリットがあまり出て来ず‥手術したからと言って、何が体に不利益な事が起こるような手術ではなさそうということがわかりました。
舌小帯短縮症の手術をする事に決めた
と言うことで、手術するデメリットがあまり見当たらなかった事と、将来もしかしたら滑舌に問題が出て、全身麻酔で手術するくらいなら、今入院中にサクッとやってもらおう!という結論に達しました。
小児科の先生に手術してほしい旨を伝えると、すぐに口腔外科に連絡してくれて、翌日に手術する事になりました。
舌小帯短縮症手術当日
いよいよ手術当日です。手術すると決めたものの、産後の寝不足とホルモンバランスの崩れで、「本当に手術して良かったのだろうか‥」という思いがぐるぐると頭を周り不安で涙が出てきました。
息子を口腔外科に連れて行くと、「待合室で待っててください。」と言われ息子だけ連れて行かれました。
一瞬えーんと泣き声が聞こえましたが、その5分後には先生が息子を連れて戻ってきました。本当に一瞬で手術は終わりました。
「手術後は少し口に血が滲む事がありますが、しばらくしたら治まります。」と説明を受けました。
舌小帯短縮症の術後の様子
産まれてすぐに手術をしたので、正直手術前と後で何が変わったか良くわかりませんでした。ただ、将来滑舌が悪くなったらどうしようという不安感からは解放されましたが‥
口の中の血は2〜3日で滲まなくなりました。
手術の費用は?
手術の費用は、保険適用&乳幼児医療証で0円でした。
ネットによると10万くらいの高額な手術費用を取るところもあるみたいですが、普通は口腔外科で保険適用、乳幼児医療証があればお金はかからないと思います。
まとめ
産まれてすぐに舌小帯短縮症の手術を受けた息子も今は3歳になりました。
手術をしたからかどうかはわかりませんが、滑舌は特に悪くはないかなと思います。今となっては手術をした事すら忘れてしまうくらいです。
舌小帯短縮症の手術について迷ってる方は、まずは口腔外科など保険適用で診てくれるところで相談されたら良いかなと思います。
その上で必要ないと言われたらやらなくてもいいのかも、と思います。
ただ息子の場合は生まれてすぐに手術しましたが、正直手術した事自体を忘れてしまうくらいなので、手術するデメリットもなかったです。(これが、もう少し大きくなってからの手術だとまた違った感想になるのかな?)
以上、舌小帯短縮症の手術についてでした!